学校をオタク化する計画と方法、そしてその実践〜図書館の片隅から〜

学校オタク化する事はそう難しい事ではない。この件に関して最も重要なことは、図書館と放送室をオタクが掌握することにある―


〜遠野紀伊


今まで結構まじめな記事を書いてきましたが、ここでいきなり、ぶっ飛んだ話をしましょう。
私が学生時代に実践していたことです。
まず図書員になって、購入図書にライトノベルを初めは少しづつ購入して行きました。最終的には三年なって卒業するまで、寄贈分を含めれば電撃文庫富士見ファンタジア文庫スニーカー文庫の主要ライトノベルの殆どは押さえられていたと思います。
 学校の図書館には、年間購入図書費というものがあって、本当は図書便りなどで学生からアンケートを取ったりして購入となどを決めています。図書員になるとこの辺を弄くり回して、ライトノベルの購入費に充てることが可能に場合もあります。また、司書の先生(あるいは図書担当の先生)と仲良くなることは非常に重要です。これができれば、計画はさらにスムーズに行くことでしょう。
なかなか要望が通らない場合は、文化祭などで古本市を催すことも良いかもしれません。そうすると、古本市で得た予算は、臨時予算みたいな形になります。その予算を使って学生が古本屋に行って本を買うことが可能になります。私自身、詳しい仕組みはわからないですが、図書予算を使って古本屋から本を購入することは、確かできなかったと思います。
 それと、不要になった本を図書館に寄贈するのも効果的です。そういう寄贈本は学校図書館は結構喜んで受け取ってくれます。(よっぽどヤバイものでなければという前提付きですが)もともと、ラノベ小説なんて古本屋に売ったって二束三文です。それよりだったら、学校の図書館に寄贈しちゃって、身近にラノベ読む人を量産させた方がいいという考え方です。また、コミックなんかも適当に放置して、こっそり口コミで宣伝すれば自ずと好きな連中が寄ってくるでしょう。
さぁ、そこまできたら、次のステップです。
次の戦略目標は放送室です。そう、放送室を制圧しなければなりません。
なんで数ある部活の中で放送室なのか。なぜ、オタク集団が集まりやすいパソコン部や文芸部ではないのか。
ここが非常に重要なターニングポイントになることでしょう。
放送部をもしオタクの手中に収めることができれば、「昼に音楽を放送できる権利」が得られるのです。
ここで週何回かのペースで昼食タイムなどに、ギャルゲーの音楽を放送します。最近のギャルゲーソングは、特に2000年代に入ってからは非常に質が向上しました。なんでオリコンにランクされないんだこらぁ!っていう曲も何曲も存在します。これらの曲を、初めは適当なメジャーな曲などの中に忍ばせて放送していきます。ある程度まで放送して反発がない場合は、5対5くらいの割合まで増やしてもいいかもしれません。売れている曲の中に忍ばせておくと、一般人は案外気付かないものです。それで、「気付いた奴」はもしかしたら放送室に駆け込んでくるかもしれません。そういう連中は片っ端から捕まえて勧誘していきます。こうやって、芋づる式に潜在的に隠れた同胞を集める事が可能となるのです。

そうすると、以下のような構図になります。

そうこうしている内に、もしかしたら部活内がオタク化しているかもれません。
そうなったら、図書館と放送部のネットワークを最大限に駆使して、宣伝活動を展開します。
この広報活動の効果は絶大です。
私が所属していたのは、地方の学校でしたが、関東圏ならアニメに触れている人も多くいると思われるので、やりやすいんじゃないかと思います。
無論、これは私の経験ですので、これをやったからといって必ずそうなるとは限りません。
しかもやってることは、とても地味な作業です。
静かな戦いになることでしょう。
ですが、地味な作業であるが故に目立つことも殆どありません。つまり、バッシングされることも殆どないと云うわけです。

そう、これで私達は勝ち組になれるのです!!


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