北朝鮮 テポドン7発発射 

遂に北朝鮮が動いた

形的にはサッカーで盛り上がった世界に冷や水を注いだ形になった。
アメリカの独立記念日に発射したという意味合いも強い。
しかし、日本はまだ平和だ。

今後、北朝鮮包囲網がアジア圏で確立する可能性が少々強まった感がある。
ただし、今回のミサイル発射に関して云えば、外交的圧力という意味合いよりも、様々なミサイルを発射していることから実戦的な、「実験」という意味合いが強いように思える。日本海のど真ん中や太平洋上に落下させるのではなく、ウラジオストク沿岸に着弾させている点を考えるとそこに何らかの意図がある事は確かだ。
ただ、一つだけ云えることは今後、事態がどのような方向に進展するにせよ、日本国内での朝鮮人などに対する感情的な行動は慎むべきであるということだ。もし、有事になった場合はそうなることもある程度は止む終えない部分もあるが、そうでない限りは軽率な行動は絶対にしてはならない。というのは、今日メディアでそういった映像が流れたからである。
日本国内に在住している在日の方々は非難される謂われはないということを忘れてはならない。

さて今後の展開を考えると、8〜9発目のミサイルが発射される可能性も依然残っている。むしろ、発射される可能性は非常に高い。現段階では、今後どうなるかはなかなか想定できないが、北朝鮮への経済制裁の発動は避けられないだろう。ただ、北朝鮮への経済制裁網が確立しせっぱ詰まった彼の国が一昔前の日本が取った道へ歩む危険性もあるのでその辺は慎重に行動しなければならない。
万が一、太平洋へミサイルが発射された場合に関して、迎撃出来るのかどうかという問題にこの前触れたが、今の状態では日本に飛来するミサイルを迎撃する事は相当の確率で不可能だと私は思っている。有事初期の段階で日本にミサイルが着弾した場合にはある程度の被害を覚悟しなければならない。


いずれにせよ、今後の発射により北朝鮮が外向的に相当不利な立場に立った事は間違いなく、今後の孤立化は避けられないのではないだろうか。


以下
政府声明

http://www.kantei.go.jp/jp/tyokan/koizumi/2006/0705seimei.html