ヘイ!ヘイ!ヘイ! 平野綾出演 涼宮ハルヒの詰合

先週のヘイ!ヘイ!ヘイ!で平野綾さんが出演しました。
先週の放送を私は見逃してしまったのですが、ネットで流れてたものを今見ました。




しかし、今回の京都アニメーションが送りだした涼宮ハルヒの憂鬱はさまざまなところで新しいアニメの趣向に取り組んだと云えるでしょう。
その代表的なところは、ストーリー展開をシャッフルすることによって、次回予想を立てにくくした所でしょうか。
普通ならストーリーは起承転結と進行していく訳ですが、ハルヒの場合はいきなり展開から入ったりなど、展開が読みにくくなっています。その分、原作である程度のストーリーを理解していないと見づらくなるという問題点も抱えていますが。
この他にも、作品内で様々な演出にチャレンジしています。
上げれば結構あるのですが、涼宮ハルヒの憂鬱 第12話「ライブアライブ」でのライブ映像は非常に印象的でした。
音楽の方もかなりの出来栄えだったと思うのですが、私はライブ演出の方もかなり研究して構成されているのではないかと思っています。カメラ目線で構成された映像演出、それに加えて観客側の盛り上がり方の過程表現、また、忘れたかのように出てくる主人公の腕組みした指先の動き、これはらは全て計算されて演出されているはずです。
また、涼宮ハルヒの憂鬱、第09話「サムデイ イン ザ レイン」では、アフレコの録音をアニメ中に放送するなどの趣向も取られていまいます。この時は、長門さんが室内で一人読書している最中に背景音声として使用されているのですが、この形は高校生演劇などに近いものがあり舞台が学校生活であるということを強く認識させる結果となりました。(無論、受け狙いなどもありますが・・・)部室や教室で放課後一人でいると部活動してる声などが聞こえてきた来ますが、そういったものに近い演出をしています。
他にも、涼宮ハルヒの憂鬱 第08話 「孤島症候群(後編)」では、主人公とハルヒが洞窟内で会話するシーンがありますが、このシーンも濡れる下着のカットや、唇の動きだけのカット、服を脱ぐ際の動きのアップなどを強調する事で密着感を出しているのかなと思います。また、この後に登場する推理シーンでは実際の動画を出す事で分かりやすくハルヒの推理を解説する、などな
どこの他にも取り上げたいところは多くあるのですがこの辺でやめておきましょう。
こういった、京アニのアニメ制作は原作を見ていてネタばれしている人が見ても飽きずに見続けられるという作品展開に成っています。また、場面展開を読みにくくさせることで次への期待も煽ります。
こうしたことは、まさに実験映像ならぬ実験アニメと云って良いでしょう。こうしたことを、単なる試聴ではなく、実際のオン-エア中で実行してしまう所に京アニの斬新さとすごさを感じます。

まぁ、つまり何が云いたいのかっていうと、次回作のkanonにはハルヒ以上に期待できるってことを云いたいだけなのです。