ニコニコ動画が著作権違反動画を全て削除とテレビ局に宣言

ニコ動がテレビ局に宣言「番組の著作権侵害動画はすべて削除します」

ニコニコ動画から、著作権違反動画を取り除いたら何が残るのでしょうか。
多分、この宣言で有料会員の数は確実に激減することでしょう。

しかし、著作権違反をしているのは確かです。昨今の知的財産権の保護を推進する動きを考えればニコ動の反応は至極当然の路線と云っても良いでしょう。

この著作権の問題に関しては企業側もある程度緩和策を提示しています。
角川グループがYouTubeと提携、ユーザーの作ったムービーを認める方向へ - GIGAZINE

今年の1月の記事ですが、これは投稿動画に関して云えば一歩前進と云えるかも知れません。
こうした作品は、良質なものは作品のコマーシャル代わりにも成り得るので企業側としても推奨の方向に向かっていく可能性は考えられます。

ですが、依然としてアニメをフルで見ることはできません。
でも、見たいものは見たい。いい加減、有料でも良いから動画配信を行っていくべき時にさしかかっていると思われます。
放送中のアニメで人気のものは、Gyaoなどで無料配信されています。ですが、そうでないアニメに関して見られる幅は以前狭いのが現状ではないでしょうか。
特に、地方に在住の人にとっては、DVDがツタヤに並ぶのを悠長に待ってられないのです。やっぱり、都市に居る人と同じようにすぐに見たい。
その点は、ニコ動やYouTubeの最大の強みだったと云えると考えられます。
見たい動画を、リアルタイムで見れる。いい加減、そろそろ有料でもいいからそういうサービスをテレビ局側も造って欲しいと思うところ。テレビ局でなくても、それならアニメ制作会社単体でも事業としては可能なんじゃないだろうか。

版権問題とかでそう簡単な問題だとも思えませんがそういうサービスが出ることを期待する今日この頃です。